KAFTIのblogです。
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原発のウソ
小出裕章 扶桑社新書 740円+税 代替案がある・なしに関わらず、悪いものは悪い、いらないものはいらない、 という姿勢に、「そのとおり!!」と思う。 どうして原発を ・「安い」電力と言ってきたのか? ・「クリーン」な電力と言ってきたのか? ・推進したいのか? ・やめられないのか? ・私たちは増やし続けてしまったのか? いろんな疑問に答えてくれる1冊です。 たくさんの人が読んでくれるように、と思いつつ… PR
この本、一気に読みました。
私がフィリピンを通して考えてきたこと、もっとたくさんの人に知ってもらって 行動が変わるのを期待していることが、分かりやすく書いてある。 読めば読むほど、 世界はどうしてこんなひどいことがまかり通るのだろう… と、不思議になるに違いない。 踏みつけてる側の日本人は、やっぱり 知らなかった では済まされないと思う。 知らないことは罪だ。 行動を変えないのは暴力だ。 だからまずは、今できること=知る努力。 『世界から貧しさをなくす30の方法』 田中優 他 編 合同出版 1,300円+税 こちらもあわせて読むのをオススメ! 『戦争をしなくてすむ世界をつくる30の方法』 平和をつくる17人 著 合同出版 1,300円+税 (これ、タイトルがすごい… つまり、戦争しないとなりたたない歪んだ社会なんだよね、 今って…)
これは、世界中で森を創り、増やし続けている宮脇昭氏の物語。
その土地にもともと生えていたはずの、潜在自然植生というものを見極め、本来の、 本物の森創りを進めている人だ。 徹底的に現場を重視し調査するところは、本当に恐ろしいほど徹底していて、 私なんて本当にあまっちょろい…(別に人それぞれの生き方・やり方があるから 比べなくていいんだけど、とにかくあんまりにもキョーレツですごいので、 人間の可能性の限りなさを感じた) この時代だからこそ、家族を省みないのに結婚していたりして、妻となった人は 犠牲者としか思えないが(きっと今の時代なら、そういう人は結婚しなくていいだろうし、 誰のことも犠牲にしなくて済んだろうに…)その妻も、社会のために働いているのだから、 と大きな視野で宮脇氏のことを見つめている。 ううむ…。 私もフィリピンで、その土地に元々生えている木を植える植林に関わっているので、 宮脇氏の本にはいろいろと学ぶことが多くて元気が出る。 ひとりでもやればいい、続ければ道は開ける、というのを実践している人だ。 宮脇氏のドイツの師である、ラインホルト・チュクセン氏の言葉がとてもいい。 『ふたつのタイプの人間がいる。ひとつは見えるものしか見ようとしない者。 もうひとつは見えないものを見ようと努力する者』 もちろん後者でありたいと思う私です。 『魂の森を行け 3000万本の木を植えた男の物語』 一志治夫 著 集英社 1400+税
『経済成長がなければ私たちは豊かになれないのだろうか』
ダグラス・ラミス 著 平凡社 1,300円+税 (文庫版 900円+税) まずタイトルがすっごくいい。 私たち、ひとりひとりの『豊かさ』こそ、地球との共存が出来る道だと信じたい。 この本、まさに私の思ってることを分かりやすく丁寧に書いてくれてる。 地球の現状 何が幸せか 援助とか発展とかいう言葉の裏 経済至上主義が以下に私たちを不幸にしてきたか 国家の枠組みがどれだけ人を殺してきたか 生きるということが政治と切り離せないこと そして私たちは今、何ができるか 書き写したい文章が多すぎて、書ききれない。 ぜひ一読を。
『Little Birds イラク戦火の家族たち』を観た。
http://www.littlebirds.net イラクへの米軍侵攻をリアルタイムで捉えた映像のドキュメンタリー。 製作者の綿井健陽さんは、私と同じ年だ。 きっと戦争を起こしている人たちも、戦争で儲けている人たちもこういう現状を知っているの だろう。 腕がなくなり 足がなくなり 皮膚がただれ 目が見えなくなる… 子どもが殺され 家族が殺され 友人が殺される… それでも戦争する側にいるのはなぜなのか? その人たちにとって、その現状はなんの意味も持たないのか? ほかにも思い出すこと。 市民活動とか、NGOの活動とかは、日々の生活を大切に、現状を少しでも良くしたい、というところで動いていることが多い。 その大前提にあるのは「戦争反対」だと思っていた。 でも、NGO関係者でも、アフガンやイラクへの米軍侵攻前に「戦争反対」と言わなかった人を、私は何人も知っている… あのすべてを破壊する行為を認めて、どうやったら矛盾を感じなくて済むの? 「多少の犠牲はしょうがない」 という人は、自分が犠牲になってからも言えるのか? そんな遠くから勝手に「しょうがない」って言えるなんて、何様なんだろう? 映画では『人間の盾』として現地で活動していた女性が出ていた。 とてもりりしく、米兵に対しても正面からモノを言う強さ。 人を殺そうとする人もいれば、人を守ろうとする人もいる。 黙って加担する人もいれば、黙ることで防ごうとする人もいるだろう。 何かせずにはいられなかった彼女の思いが画面からあふれていて、私は勇気のつぶを 受け取った。 世界の軍事費の数パーセントで飢餓がなくなったり、子どもに必要な医療が可能になったり、環境保全も進むという。 今、世界でいろんな問題がこんなにも山積みなのに、戦争なんてしてる場合じゃない、と どうして思えないのか? どうして? という問いを、これからも追求し続ける自分でいたい。
ずっとNGOとか、なにかしらの活動に関わってきたから(かれこれ20年くらいになるのかな…? ううむ、あきっぽい私にしてはすごいことだ…)こんな入門書は別に読まなくても… って思ってたんだけど、図書館で目に入って、ぱらぱらと見てたら、なんと、じわ~っと涙が!!
はまってしまった。 「やってみよ! 国際ボランティア」 長谷川まり子 著 双葉社 1500円+税 著者は旅関係の本を出しているので、旅好きな私としては、そちらの方で何冊か読んではいたんだけど、私も知ってるNGO「ラリグラス・ジャパン」で活動されてたとは! ビックリしました。 「ラリグラス・ジャパン」 http://www.laligurans.org/ この本、著者が活動に関わるようになっていった経緯と、なんで世界のあちこちでNGOが活動しているんだろう? という疑問に答える内容で、面白く読みやすい。 「そうなんだよねぇ…」 と、何度も思いながら読み進みました。 私の“動いている”原点は、 「なんで? どうして?」 という疑問。 「なんで私はおなかいっぱいごはんを食べることができるんだろう?」 「どうして私は外国にも行けたりするんだろう?」 「なんで私は安心して眠れる場所が当たり前のようにあるんだろう?」 「どうして私は好きなことをしたり、ぼ~っとしたりしてもいい自由があるんだろう?」 なんで…? どうして…? 自分とは違う境遇の人と出会うたび、話を聞くたび、映像で知るたび、頭の中でぐるぐると廻る疑問。 たまたま私が日本に生まれただけで… だから、そのたまたま手に入れた特権を、せめて自分だけじゃなく使いたい。 内容や結果はたいしたことなくてもいい。 無理せず、等身大でできることをちょびっとでも。 1秒でも、1ミリでも、やらないよりやった方が良い。 いつもそう思ってます。 昔はちょっとガムシャラで空回りしてた(苦笑)んだけど、今は、 「自分も大事、みんなも大事」 という風になってこれたので嬉しいです。 どんな形で続けられるかわからないけど、私らしく 泣いたり笑ったり怒ったりぐるぐるしたり しながらやっていけたらいいな。 というわけで、原点をしみじみ感じた本でした。 どうもありがとう。 |
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