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KAFTIのblogです。
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知人で同じくフェアトレードを展開している (が、ちゃんと会社として
成り立たせている) KH さんから、ある有名ブランドのデザイナーさんを
紹介していただけることになり、先週の月曜に織物&製品を持って行ってみました。

本当に残念なのは (とは言っても、わかっていたことではあったのですが)、
ブランド (大企業) であれ企業であれ、今の 『お金至上主義』 の中で求めている素材は
「安いに越したことは無い」
ということ。

長い長い製作過程をお話し、手織りといっても高機(たかはた) ではなく
腰機(こしばた) という、普通ではそんなに流通していない、しかも
草の繊維の織物であることも、また現地の厳しい生活状況もお話したけれど、
最終的に言われたことは、
「どれくらい安くできるか」
ということだった ( 「これだけ手がかかっているから、高いのは当然だと思います
が…」 と言いながら、どうして 「安く」 と言えるのだろう?
「手がかかっているから適正な値段ですね」 と言えないのだろう?)

そのブランドでは、天然素材をかなり探している、とのことで今回ご紹介いただけたのだが、
思ったとおり、自分たちには優しい (ある程度のお給料をもらってお仕事をしていらっしゃる) が、
生産者には厳しい、という 「対等・公正」 からは、程遠い姿勢がはっきり見えただけだった。

綿のトートバッグを1万円以上で売ってるんだよね~、そこ。
その仕入れの綿の値段はメーター数百円…

裏を知ると、フェアトレードを選ばない生き方が、どれだけ他を踏みつけながら
成り立っている商業か、本当にわかるだろう。
ご立派な店舗や自社ビル、宣伝費には爆大なお金をかけても、
人を大切にするためのお金は出さない…
そして、そのようなブランドには多くのお金を使っても、質や技術の素晴らしさには
あまりお金を出さない大多数の消費者…

あー、私があっち側に居なくて良かった~~~!!!

どんなに毎日苦しい生活していようが (一人暮らし後、食費は1日500円以下と決めて、
ある程度守れている)、 贅沢しない&もらいものでしのぐ経済的不自由生活をしていようが、
こっち側 (誰もが 「人として大切にされる」 ことを重視する活動に携わっている) で
良かった~。

一度きりの人生なのは、私も、織手さんたちも、世界中の人がみな同じ。
その人生を、どういう立ち位置で生きていくか、毎日しっかり確かめたい、と
決意新たに。
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