KAFTIのblogです。
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昨年末の、ある日のご注文ノートより。
ティナラク織の美しさは、大きな布のまま見ていただいた方が伝わる、 と思っている。 不思議なことに、近くで見るときと遠くで見るのでは、 柄の持つ雰囲気が変わるのだ。 だから、多少無理をしても展示会を開いて、大きな布を見ていただける機会を、 毎年なんとか作ってきた。 何百年も続いた歴史と、3ヶ月かけて紡がれた織物。 それを生活の一部に取り入れてもらえたら… そんな私の気持ちに、昔からの友人であり人生のセンパイであるMT さんが、 おうちにある革のソファに合うカバーとクッションカバーを、と ご注文くださった。 しかも私のセンスにすべてお任せ、という大胆さ。 最大の幅でも 65cm くらいのティナラク織では、そのソファの背もたれ部分の カバーにするには足りない… ティナラク織を2枚つなぐか、 別の布を足すか、 ソファの地の革を生かす工夫をするか… ず~っとず~っと悩んでるうちになんと1年が経ってしまった… (言い訳をすれば、その間、ミシンが壊れてできなかったり、 急の引越しが入ったり、具合が悪くなって寝たきりになったり、 もらったミシンが使えないものだったり、と いろいろあったのだけど… (笑) できあがったカバーは、どれも布の美しさ、つややかさの生きる、 織りの良さが伝わるものになって、大満足! 大きな布のまま使っていただける形へと、喜びながら作ることができ、 とっても楽しく幸せな時間を過ごした。 始めの色柄選びの楽しさ、形作っていく楽しさ、大きなものを作り上げた達成感… でも、MT さんが気に入ってくださるかは…?? 不安と期待を胸に、お届け… ありゃ?? とビックリなことに、大きい方のソファのカバーは大きすぎ… (私はどこを計ったのだろう??) でも「大は小を兼ねる」とフォローしてくださるMT さん。 そして、彼女のいい香りのする木の家と、黒い革のソファと ぴったりの雰囲気に納まった、ティナラク織。 まるで前からずっとそこにあったよう… と言ってもらえ、 気に入ってもらえました!! わーいわーい。 サイズその他の関係で、留める部分は次回にお直し、となりつつも、 彼女のおうちの一員に。 織りの手触り、色や柄を毎日楽しんでくれるはず。 すご~~く嬉しくて嬉しくて… 今後も、おうちのインテリアなどに 取り入れてもらえることを、強く願ったある夜のお話でした。 PR |
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