KAFTIのblogです。
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毎回、3ヶ月~4ヶ月ごとにフィリピンに来るたび、いろんなものがちゃんと (!)
値上げされていることに驚く… もちろん給料など収入は、そうすぐに反映されるわけではにから、 現地で暮らす人たちの苦しさを想像すると、ため息ため息… 定期収入の無い人の方が多い国でもあるし… お金のめぐりの適正化が可能なのか、 考えさせられるばかり。 今回はバス料金が値上げ。 食料品のいくつかも上がっていた。 毎度毎度ガソリンは上がり続けているので、バスも近いうちに上がるだろう とは思っていたけれど… はあ。 上がり方もキョーレツ。 10%くらいの上乗せがザラ。 それでも、そんな厳しい中、人々の生活は日々流れていく… 織手さんたちにも、縫製担当者さんたちにも、少しでも多くいい仕事をしてもらって、 少しでも多く収入にして欲しい… 毎回毎回、細かいダメ出しをして、丁寧に説明して、なぜ日本人は質の高さに厳しいのか、 その人たちに買ってもらうためには質を上げなくてはならないことを、 1から10まで繰り返す。 繰り返しても繰り返しても、 「あ、そうだったけ…」 「あ、忘れてた…」 「えへへへ…」 と、言ったことのいくつもが守られないで、出来上がってくる。 多分、日本人には理解できない世界。 縫い目が数ミリずれたからなんなのだろう、死にはしないのに? 柄がずれてるからって、なんでいちいち言うのだろう、死にはしないのに? そういう雰囲気をいつも生産者さんたちから感じながら、それでも言い続けるしかない。 バンブーハウスから育まれてきた製品は、竹と同じように節があったり 少し曲がっていたり… それを手作りの良さと分かってもらう私 (日本側) の 努力も必要ながら、きちんと美しいものが出来上がってきたときの喜びは、 こちらでもやっぱり共有できるのだから。 100回言ってだめなら、200回言うしかない。 褒めつつ励ましつつ、山ほどのダメ出し… 現場の仕事というのは、 本当に本当に小さな積み重ねの繰り返し。 そして、したたか (?) な生産者さんたちとのやり取りは、いつもいつも 楽しくもあり苦しくもある。 私がすべての織手さんたちの織物を買えるわけではないから、現地の状況・収入など いろんなことを鑑みて、費やした時間と質に見合った金額を話し合う。 また、あちらは借金体質 (?)、ツケしまくりの社会。 いろんな物が値上げされてるのもあって、前金を少しでも多くもらいたいと、 あの手この手で訴えてくる。 材料費さえ買うお金の無いくらいの生活レベルだから、次回までに やっておいてもらう仕事には、材料費プラスアルファの前金を渡すのだけど、 前金の方が多くなるのでは? というくらい欲しいといってくる人もいて、 長い長い話し合いになる。 私からしたら、前金が少ない方が出来上がったときに差し引きで、多く手元に入るだろう と思うのだけど、こちらの人たちは違う考えらしい。 差し引きでゼロになったとしても、また前金をもらえば… と、どんどん 借金づけのサイクルに… この借金体質は長い年月でできあがってきたもの… なかなか話し合ったとしても どうにかなるものではなく… 私にとっても闘いです。 毎回こちらに来るために、日本で必死に製品を売り歩きつつ、こんなにがんばっても KAFTI の莫大な借金財政はなかなか減らず… 山ほどの製品にうずもれている 部屋 (倉庫) を思いながら、帰国後のイベント出店でまた、 少しでも 多くの人の手に渡るようにと、この秋もまたがんばらなくては、という思いを強く持ちつつ 明日帰国予定です。 そして、せめて今年の目標の時給200円 (!!!) を自分に渡せるようにも したいものです… とほほ。 現地の人々にフェアでありたいと同時に、自分にもフェアでなくては 『フェアトレード』 とは言えないだろう。 持続可能性を試行錯誤しながら、また楽天的な気持ちも持ちつつ、これからも ほんの少しでも、自分のできることを…。 PR |
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