忍者ブログ
KAFTIのblogです。
[9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19]
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

10月23日からさせていただける、『アニータ追悼展』 にあたって、その会場である
コミュニティカフェのニュースレターに、私の思いを書かせていただきました。
その文章をここに再録します。

+++

アニータ追悼展によせて

第二回目のティナラク織展を、コミカフェでさせていただける機会に恵まれ、
本当に嬉しく、現在現地の織手さんや縫製担当者さんを叱咤激励しながら、
小物製品製作に勤しんでいるところです (フィリピン出張中にこれを書いています)。

今回の展示会は、追悼展。
昨年9月に急逝した、大切な仲間だったアニータの仕事を見て欲しい、と思って、
企画しました。

アニータは、ティナラク織の名手で、あの細い身体からどうして、と不思議なくらい
力強い織物を仕上げてくる、一級の織手さんでした。
仕事も速く、色柄もモダンなものを次々仕上げてくる、センスも創造性も豊かな、
尊敬する織手さんのひとりでした。
ティボリ民族女性としては珍しいくらい、独立心ある、自分の力で生き抜いてきた人でした。

昨年9月の亡くなる直前に、彼女から織物を買ったとき、あまりにもたくさんの
織物を仕上げてきたので、冗談で
「ちょっとペースを落としてくれないと、今後全部は買いきれないよ~!」
と言ったら、
「全部買って! 天国に行く交通費が必要だから!!」
と彼女が言うので、
「天国に行くには、まだ若すぎるじゃん!」
と一緒に笑ったのでした。

享年51歳。
いろんな人と仕事をしてきた関係で、その年齢にしては珍しく、英語も話し、
社交的でユーモアセンスもある、魅力的な人でした。
私が買い上げた織物の代金を持って、隣村に繊維 (芭蕉糸) を買いに行き、
家にたどり着いたとたん、脳卒中 (または脳溢血) で倒れ、翌日病院で
目を覚ますことなく、亡くなってしまいました。

その後、ご家族から聞いた話では、
「十分、仕事はやり終えた」
ということを、何回か話していたらしい。
自分の死を知ってるかのような、言動が続いたとのことでした。

まさか、目の前で亡くなることになるなんて…。
病院へ駆けつけても、何も出来ない自分にいらだちながら、
彼女を見つめることしか出来なかった苦しい思い出は、今も私の心を大きく占めています。
これからも、冗談を言い合いながら長く長く、一緒に仕事が出来ると
思っていたところだったのに…。
彼女の織物の色や柄は人気が高く、ティナラク織が本当にいいものだと、
人に納得させる力のあるものでした。
毎回、私自身がわくわくしながら、彼女の織り上げるものを、楽しみに
待つひとりでした。

尊敬する織手のひとりとして、また、厳しい状況を生き抜いてきた先住民女性の
ひとりとして、アニータがこの世に残した仕事の一部を見ていただく機会です。
彼女の仕事の数々を、織物の展示を通して見つめ・思う時間を持ちたい、
アニータの仕事を触れて感じる場になれば、と思っています。
たくさんの方のご来場をお待ちしております。
PR
ティナラク織の名手であり、大切な仕事仲間の
アニータが急逝したのは、昨年9月のことでした。
彼女のすばらしい仕事の数々を、織物の展示を通して
見つめ・思う時間を持ちたいと思い企画しました。
アニータの仕事を触れて感じる場になれば、と思います。


● アニータ追悼展
展示期間: 2009年10月23日(金)~11月13日(金) 11:30~19:00
(毎週日曜、10月最終土曜休み)
場所: 港区コミュニティカフェ
地図: http://www.human-service-center.org/map.html
* 担当者(森田)の在カフェ日: 毎週水曜、10月23日、24日、11月3日、7日、13日
ほか、事前にご相談いただければ、あわせて在カフェすることは可能です。


● アニータ追悼 お話し会
アニータというひとりの織手の生き方と仕事を通して見えてくる、
女性・先住民・フィリピンのことなど、ご一緒に話し合えれば、と思います。

日時: 2009年11月3日(火・祝)14:00~16:30
場所: 港区コミュニティカフェ
参加費: 500円(飲み物つき)
要事前申し込み:
電話: 03-5449-6577 (コミュニティカフェ宛て)
FAX: 03-5449-0086 (コミュニティカフェ宛て)
Email: fiunum(@)w7.dion.ne.jp (@の両脇のカッコをはずしてメールしてくださいませ)
温かい友人たち、その周りの友人たち… という形で、ティナラク織を
知ってもらえる機会を、また持つことが出来ました。
NANA は、すご~~~くおいしくてステキな、ランチを出してくれるレストラン。
会期中は食事ができませんが、この機会に場所を知って、ぜひ食べに行って欲しいです!
湘南での展示販売会、お立ち寄りいただければ幸いです。

+++

フェアトレード
ティナラク織製品 展示即売会 in NANA

夢のお告げを織り込んでいる、といわれるティナラク織。
フィリピンのミンダナオ島に暮らすティボリ民族の女性たちが、
何百年も継承してきた芭蕉布です。

今でも昔ながらの方法で3ヶ月かけて、ひとりの人が全工程を仕上げる、
世界でも珍しい織物です。
すばらしい技術と伝統を持ちながらも厳しい状況にいる織手さんたちの、
生活と伝統を守る活動を、フェアトレードという形で広げています。

100%自然素材で出来てる絣の織物と、軽くて丈夫な素材ならではの、
製品の数々を見ていただける機会を、NANA が作ってくれました。
自然の恵がたっぷりつまった 『ティナラク織』 の世界をお楽しみください。

会期: 10月18日(日) ・ 19日(月) 10:00~17:00
場所: NANA
主催: ティナラク織の会 「カフティ」
* 場所などのお問い合わせは、メールに入れておいてくださいませ。
帰国後にお返事させていただきます。
fiunum(@)w7.dion.ne.jp (アットマークの両脇のカッコをはずしてメールしてくださいませ)
ご報告が遅れました (このところ、すべてが後手後手で… わはは)
銀座の展示会の最中に、インタビューをしてくださって、すぐ新聞に
活動を載せてくださいました。
(2009年9月6日号、3面に掲載)

友人たちの温かいネットワークに支えられてる、と今回もしみじみありがたく…
チェチェンの活動をしている AO さんが紹介してくださり、実現したインタビューでした。

ティボリの人たちは、もともと自然崇拝的な宗教を持っていたのですが、
70年代 (もっと前?) からキリスト教宣教師団の援助等が入って、
多くがカソリック信者となっています。
その関係で、そのティボリの人たちの文化であるティナラク織のことなどを
取り上げてくださいました。

かなり大きな記事で、カラー写真入。
ありがたいことです。
読んでくださった数人の方より、ご興味あるという連絡 (反響) もいただき、
本当になによりです。

すばらしい技術を持ちながらも、その技術が不当に貶められている現状を変えたい、
という私の気持ちと活動。
そして何より、そのすばらしい織物を多くの人に知ってもらうこと。
今後もひとりひとりとの出会いや、このようなメディアを通して、
広がりますように。


カトリック新聞
http://www.cwjpn.com/cwjpn/index.htm

チェチェン総合情報
http://chechennews.org/index.htm
銀座で二回目の展示会。
前回と同じ、Ala Deja の上杉さんとのコラボです。
新作バッグや、織手さんたちのクリエイティブな柄をたくさん揃えて、
見ごたえある展示になるよう、この一年準備してきました。

この展示会のため、私は明日よりフィリピン出張です。
展示会直前に帰国。
会場でお会いできるのを、楽しみにしております。


『 涼風情 × 二人展 』
メルヘンな印度の手仕事
「気」 を織り込むミンダナオの芭蕉布

とき: 2009年8月24日(月)~30日(日)
11:00~19:00(最終日は、11:00~16:00)
場所: 銀座煉瓦画廊
地図: http://www.gallerys.jp/town/tokyo/rengagarou/index.html
* 会場に終日おります。

● 展示会お知らせハガキ(地図付き)があります。
必要な方は、以下のメールにご住所・お名前と枚数を送ってくださいませ。
帰国後にすぐお送りします。
fiunum(@)w7.dion.ne.jp
(@)を@に変えて送信してください。
日本とは違うモノサシで生きてる、隣人の世界
トロピカル・フルーツ食べ放題の日々
日本の伐採で禿山になった、地域の暮らし
蛍の飛び交う満天の星空
時計を気にしない時間を感じる…

いつもと違う環境に身を置くことで自分が見えてくる旅。
ご興味ある方には、詳細をお知らせします。
メールにて、ご連絡くださいませ。
fiunum(a)w7.dion.ne.jp
(a)を@に変えて送信してくださいませ。
(私は7月29日~8月17日までフィリピンに出張していますので、
その間はお返事ができません。ご了承くださいませ)

ツアー日程:9月26日(土)~10月4日(日)のうちの7泊8日
(または、9月25日~10月5日の間でしたら調整が可能ですので、行く人の日程で
うまくすり合わせしたいと思います)
* 途中合流・途中離脱、できるだけ対応します。
* 私は事前より現地入りし、ダバオ空港でみなさんをお出迎えいたします。

訪問場所予定(確定ではありません):
ティボリの村&織物見学(レイクセブ町)
ティボリの村の植林(スララ町)
ビーチ(ダバオ市)
ライブバンド(ダバオ市)
市場(ダバオ市/マーベル市)
ツナ工場見学(ジェネラル・サントス市)

申し込み受付最終日:8月31日(月)
いよいよ京都展示会が近くなり、私も荷造りがあと少しで終わりそうです。
京都では、ネットがつなげられるところに行けるかわからないので、
しばらくまた書けない日々になりそうですが…
(そして、京都&奈良の後は、29日からフィリピンへ… 駆け抜ける夏! です!!)

ところで、展示会にご一緒する、コバタケさんのヤギ母娘が、会場入り口で
みなさんをお出迎えしてくれるということになりました!
きゃ~、楽しい☆

母: 秀愛(すゑ)
娘: 実花(みか)

搾りたてのヤギ乳が飲めるかもしれません!
ぜひ楽しみにいらしてくださいませね。
奈良でカフェをしている友人が、京都展示会に合わせて、
このような 「お話会」 を企画してくれました。
ざっくばらんに話し合える場、
思いを共有できる場、
楽しみにしております。
* 要申し込みですので、以下にあるアドレスまでお問い合わせくださいませ。


Cafe 葉音 とおくらいぶ

ティナラク織からみえる
環境とフェアトレード

フィリピン・ミンダナオ島に暮らす
ティボリ民族の女性たちが紡ぎだす、ティナラク織。
この伝統織物は、全工程を一人が手がけます。
現地の様子や、織物の製造工程を写真でみながら、
環境問題やフェアトレードについて一緒に考えましょう。
ティナラク織製品の、展示販売もあります。

〔講師〕森田 奈美
ティナラク織の会 「カフティ」 主宰。
1995年にティボリ民族に出逢い、96年より単身
ミンダナオ島に移住。以降、ティナラク織を通して、
先住民の文化と環境を守る活動に従事。

とき: 7月22日(水) 15:30~17:30
(平常営業時間: 11:30~14:30)

参加費: 1000円 (おかし付)
定 員: 25名 (要予約)

E-mail : eco_nara@yahoo.co.jp
Blog : http://blogs.yahoo.co.jp/paoncafe
夢のお告げを織り込んでいる、
といわれるティナラク織。

フィリピンのミンダナオ島に暮らす
ティボリ民族の女性たちが、
何百年も継承してきた芭蕉布です。

今もなお、昔ながらの方法で3ヶ月をかけて、
ひとりの人が全工程を仕上げる、
世界でも珍しい織物です。

すばらしい技術と伝統を持ちながらも
厳しい状況にいる織手さんたちの、
生活と伝統を守る活動を、
フェアトレードという形で広げています。

自然とともに生きる知恵がつまった
『ティナラク織』 の世界
をお楽しみください。

とき: 2009年7月15日(水) ~ 20日(月・祝) 10時~20時
場所: ギャラリー花いろ (京都哲学の道)
地図: http://www7a.biglobe.ne.jp/~anrakuji/hanairo/map/map.htm
* 終日会場におります(食事等で居ないことはあります)

同時開催 『コバタケの家具』
京都府南丹市薗部町在住の農業兼作家、こばたけ完によるアイランドキッチン、
ダイニングテーブル、棚、スツール等を展示。
自作のお米と 「るり渓やぎ農園」 の新鮮な無農薬野菜、やぎ乳製品を販売。
また今年度より取り入れている無農薬アイガモ農法のお米作りの取り組みも紹介。

「るり渓やぎ農園」 H.P. : http://www.ruri-yagi.com/
ブログ: http://ameblo.jp/goatfarm/
恒例の無料映画会、出店のお知らせです。
毎回スペースゆうでは、いろんな興味深い映画の上映をしていて、
観たい人には嬉しい限り。
私も出店しつつ、観ようと思っています。
今回は、「フラガール」「三池~終わらない炭鉱(やま)の物語」の二本立て。
詳しくは、以下のHP にて。

場所:スペースゆう プラネタリウムホール(北とぴあ6階)
日時:2009年6月27日(土)13:00スタート 会場12:30
要申し込み(詳しくは、以下のHP にて)
HP: http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/event/422/042295.htm


忍者ブログ [PR]
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
フリーエリア
最新トラックバック
プロフィール
HN:
なみちん
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
最古記事