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KAFTIのblogです。
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今、マニラです。
明日、ミンダナオに早朝のフライトにて飛びます。

昨日は粉雪の舞い散る、寒い寒い出発日でした。
いつも冬に困るのは、服とくつ。
荷物にならないように、軽いのや薄いのを重ねてなんとかしのぎます。
帰国ごろには、春の陽気を感じられると期待して…

いつもマイルを貯めているのもあり、フィリピンにはデルタ航空を使っているのですが
(あああ、昔、強者であるアメリカのものは出来るだけボイコット、
という生活をしていたのに…)、
今年に入ってチェックイン荷物の規定を変えたとかで、
いきなりカウンターパンチを喰らいました!

ガーン…!!!

今までマイレージでアップグレードしてビジネスクラスに乗れば、
荷物が3個、96kgまでチェックインできたのに(!!)、
今度から2個、64kgまでに減らされることに…
ほんと世の中、合併してろくなことがありません (前はノースウェストでした)。
あーあ…

でも、重い荷物で腰が痛くて、肩もひじもひざも痛い私にとっては、
「無理するな」
と言ってくれてる配慮 (??) なのかもしれません。
確かに、年々きつくなってきていて、どうしたらこの活動が続けられるのか…
と心配ではあるのです。

というわけで、今回の出張もどうなることやら。
家を出発する時間を過ぎても、荷物を選別 & 詰めていたくらいだし… (笑)
ちゃんと報告を書かなくてはね。
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昨年は本当にいろいろありながらも、無事に年を越し、こうして生きていられる
ありがたさをしみじみ感じています。
自分の生活も大切にしつつ、今年もティナラク織を広げる活動を通して、
ティボリの人たちとつながって生きたいと思っております。

昨年12月にミンダナオ島北部を初めて直撃した台風の被害は相当なもので
(ありがたい、と言えるかどうか、私の活動地域である南部は無事でした。
ご心配くださったみなさま、ありがとうございました)、
フィリピン政府の動きも遅く、いくつかの NGO が活動している状況のようです。
また奥地や僻地にはなかなか援助が届かないのはご想像のとおりで、
そういう地域で活動している NGO は貴重だと思います。

以前に活動拠点にお邪魔させていただき、お話を伺った現地 NGO
『ミンダナオ子ども図書館』 へ、募金を集めてお渡しできれば、
と思っております。
私がフィリピンへ2月16日から出張するので、その際にお渡ししようと考えています。

ミンダナオ子ども図書館
http://home.att.ne.jp/grape/MindanaoCL/indexPikitKidapawanMindanao.htm


上記 NGO に直接送金していただいても、私に送っていただいても構いません。
お気持ちを送っていただければ幸いです。
私に送金してくださる場合は、2月15日までにゆうちょ銀行に振り込んでくださいませ。
(2月16日からフィリピン出張です)
口座番号等はメールにてお知らせいたしますので、ご一報願います。
fiunumあっとw7.dion.ne.jp
(あっとを@に替えて送信ください)

ほんの少しでもお気持ちが集まれば大きな力となると思います。
以上、どうぞよろしくお願いいたします。
ずいぶん前の訪問後に書いていて、書き途中のままアップできなかった文章を
やっと仕上げたので、以下、報告パート III です。
(2011年3月18日の現地報告 II の続き、パートIII となります)

+++

私の現地滞在中に一番忙しいのは、織物を製品に縫製加工する人たちだ。
現地に到着してすぐに、何人かの織手さんたちから織物を買い上げた後、
反物として持ち帰る超一級品と、製品加工用に織物を仕分けし、製品用の
織物を、大急ぎで縫製担当者たちに持って行く。

現在、私の製品を作ってくれている縫製担当者は2人。
そのひとりは、ティボリ女性のフロリータさん。
現地 NGO のトレーニングで縫製を習い、ローンを組んでミシンを購入し、
縫製で身を立てている、がんばりや。
私の小物製品を、一手に引き受けている。

過去に一度、あまりに私のダメ出しが厳しいので、
「しばらく休みたい…」
と、私の注文を断ったことがあるけれど (というのも、現地のほかの人からの
注文は、どんな出来上がりでも OK 、という低レベルの仕事をしているから…。
私のように、いちいち細かなコメントと、改良点を伝える人はいない)、
その後すぐに、
「やっぱり仕事をください」
と戻ってきた (というのも、現地では即金で支払う人が本当に少ないから…。
材料費の前金も渡し、更に納得のいく金額を即金で支払う注文者は、
私だけと思う ← まぁ、私以外に居るのだったら、私があちらに行く必要もない
のだけど(笑)。織手さんにとっても、縫製担当者にとっても、私という存在は
ニコニコ現金払いであるがゆえに、すごく貴重なのだった)。

そして最近は、私の厳しいダメ出しの成果が実り、上達してきたおかげで、
「他の注文者からも 『仕事をして褒められる』 という経験をした」、
と、私のダメ出しに感謝を言うようになってきた!
おおお、こんな感じの仕事のパートナーシップ、長くやってきた甲斐があったなぁ!

その彼女が、2月(2011年)の訪問時、昨年(2010年)10月の私の訪比のあとから、
持病の高血圧でほとんど仕事ができず寝てばかりだった、とわかって、
びっくり&ショック&がっくり!
(だって、私の居ない4ヶ月のうちに仕事をしておいてもらおうと、
前金と織物を渡して帰ったのに、前金は病気の治療その他に使われ、
仕事は当然のごとく、まったくしてなかったのだから…)

前にも書いたが、健康保険のようなシステムのないフィリピンでは、
お金がない人が病院に通ったり、薬を定期的に飲み続けたりすることは、かなり難しい。
彼女も当然、薬も飲まずにダルイ日々をなんとかだましだまし、ほとんど
寝たまま休みながら過ごしていたのだった。

会ったときは体調もある程度回復し、そんなに悪くなさそうだったから、急いで
仕事するように伝え、追加の前金を渡して材料を買うように指示する。
またもや今回も、私の計画の半分くらいしか出来上がらないことが判明したことで、
最優先アイテムを絞り込むことに。

今回も、と書いたように、現地ではいろんな事情&事件が起こり、ちゃんと予定通り
物事が進むことは、まれ、なのだ。
それをどうやりくりするか、毎回、綱渡りの日々を、ない知恵を絞り出すような
絞り出せてないような感じで過ごしている。

彼女は過去何度もそういうことがあり、だから前金を渡すのも悩ましいところなんだけど、
他の縫製する人たちに比べ、私のコメントを受け入れようと努力しているのが分かるので、
なんとか体調を建て直し、仕事がし続けられるようになって欲しい、と思っている。
夫や妹も彼女を手伝い、かなり大量の製品を、私の短い滞在期間中に仕上げてくれている。

生活が厳しい人たちと仕事をともにするのは、毎回いろんな決断を強いられる。
緊急の病気で医者にかかりたい、というときに、どれくらいお金を
貸すか、貸さないか。
本人の家族の場合はどうするか。
本人のご近所さんのときはどうするか。
たまたま私の目の前に病気の人がいたら? …etc.

人の命はお金では計れないはずなのに、私の限られた予算の中では、
すべての人にお金を出せない(フェアにできない)と思うと、
どこまで出すか、どれだけ出すか、どうするか、私の対応が毎回
正しいのかどうなのか、揺れに揺れる。
現場で活動する、ということは、何を切り捨て、誰を切り捨てるのかが
ものすごく明確な日々で、自分の微力さを、いつもいつも突きつけられるのだ。

ちなみにその後、フロリータさんは、普段なるべく無理をせず
(日本と違って不便な生活自体が、体力をかなり消耗する)、
野菜中心の食生活にするように助言したのもあってか、体調はまあまあ良いようだ。
私自身もそうだけど、健康であれば多少の貧乏はなんとかなる、というか、
なんとかできる可能性がある。
織手さんたちも含めて、とにかく良い仕事を続けられるように、と願うばかりだ。
今日で2011年が終わり。
結局、今年もあまりブログを書けないまま今日を迎えてしまいました…

私は昔、「ねばならない」に縛られていて(今も減らすよう実践中ですが)、
だからこそこのようなキツイ活動も続いてきた、と自分を称える部分と、
だから「ねばならない」と思った瞬間に何も出来なくなる反動とが、
ごっちゃになってる状態のようです。
このブログも、いつか自然に「書きたい」といっぱい書き始めるときが来るかと
自分の未来に期待しつつ、今は無理しないところでやっていきます。

ミンダナオの初の台風被害では、何人かの方々からご心配の連絡を
いただきました。
日本の断片的なニュースからだと、島の北側と思われながらも不安もあり、
現地に問い合わせて、私の関わってるエリアには被害がないことがわかりました。
同じ命なのですが、やはり友人知人が無事と分かるとホッとするのです。

今後、現地の友人たちに聞いて、現地で有効な活動をしているところに
少しでも寄付など支援できたら、と思っています。

今年は、震災の影響で、5月くらいまでのイベントがみんなキャンセルとなり、
すごく厳しい年でしたが、新聞に載せていただいたり、いろんな方の
サポートのおかげでなんとか持ち直し、来年への活動継続のステップを
築くことができました。
みなさんの支えに、心から感謝です。
これからも、ひとりでも多くの織手さんが生きながらえること、
安心して良い仕事をし続けられる環境のためにも、織物が広がるように
と活動していきます。

KAFTI として来年度も新しいステップをひとつでも踏めたらいいな、と思い、
また、自分自身の生活も、もっとちゃんと大切にできるように、
活動とのよりよい両立の道を探ります。

今年も生き延びれたこと、ありがとう。
私を含め、少しでも多くの人たちが、自分自身を十全に生きられる
新しい年になりますように…
私がフィリピンに行っていて居ない間と、他の出店で出られない日程のイベントに
委託品として、ティナラク織の製品を出していただいた2つのイベントです
(終了しています)。

1. 青山学院大学同窓祭 『Aoyama Green Festival』
2011年9月23日(祝)
http://aogaku-doso.jp/

2. みなと区民まつり
2011年10月8日(土) & 9日(日)
http://www.kissport.or.jp/maturi/2011/index.html
このインタビューを読んでくださった方々から、先にコメントなどいただき、ありがとうございます。
温かい反響をいただき、とても嬉しいです。

インタビューをしてくださったMM 記者は、4年ほど前にもインタビューしてくださり、
それからのご縁で今回、
「日刊紙から日曜版へ移ったのでまたぜひ」、とご連絡をいただきました。
ありがたや~ありがたや~!
今回は紙面も大きいから、詳しく載せることができる、とも言ってくださり、さらに
ありがたや~ありがたや~!

疲れきっていた出店出店の日々の合間にインタビューをしていただいたのもあって、
掲載写真は疲れとむくみでヒドイ顔でしたが(いつも?? 笑)
記事の内容は評判良く、温かい励ましやら織物のご購入のお申し出などいただきました。
本当に感謝です。

誇りを持って仕事ができる環境にない人がたくさん居る社会。
素晴らしい仕事をしている人たちが、どんどん死んでいっている
(肉体的にも精神的にも)という社会。
それを良しとしない私たちが、ほんの一粒であっても何かを投げかけていく… そして、
それを受け止めるというキャッチボールを通して、自分たちが
心地よく感じる関係を作っていくこと… これからも一歩ずつ続けます。
5月末に、新しいリーフレットの印刷ができあがってきました!
京都で出会ったTK さんが、この間、展示会のお知らせやリーフのデザインを
一手に引き受けてくださって、本当にありがたいの一言。
今まではA4 版を折って、植林と情報を一緒にお渡ししていましたが、
植林の方は本当に募金が集まらず、現在苦戦中。
(ああ、現地情報もアップできてない… すみません…。近いうちに詳細を…)

なので今回は、ティナラク織のことのみにフォーカスしたリーフレットにして、
プレゼントなどで添えていただいても良い感じのリーフレットにしました。
(しかしながら、やはり情報が多くて文字多し… 難しいです…)

ティナラク織のバッグを使ってくれてる友人が、
「持っていて気持ちがいい」
という褒め言葉をくれました。
嬉しい~!
ティナラク織製品が、ティボリ女性と私たちをつないで、良い気持ちで過ごせる日々の
彩りになったら、とてもすてきです。
新しいリーフレットとともに、たくさんの人の手に渡りますよう。
明日は、いつも応援してくださっている TK さんのお宅に、
製品を持って伺います。
定期的に買い支えてくださる方あっての織物…!
そして、いつもおいしい手料理で、もてなしてくださる…!!
あー、そういう温かい方々のお気持ちで、もうひとふんばり出来たりします。
ひとりで活動していると、売れなかったりいやな目にあったりで、
落ち込みが長引くのですが(昨日も売れなかったし… 涙)、
定期的に何人かの温かい方々が、こうやって救い上げてくださるのです!
世の中、うまく出来てる~!
人とのつながりの中で育まれる「フェアトレード」。
これからも、良いつながりの中で、活動が続けられますように。
私の苦手な講演… 下手でもなんでもいい、と温かく呼んでくださった
MM 教授のおかげで、高校と大学の授業で昨日、お話させていただきました。
私にこのような機会を与えてくださった MM 教授と AM 先生、
聞いてくださった生徒さんに感謝です。
どちらもフェアトレードと私の活動について、写真を見ながらお話させていただきました。

大学の方では、最後に感想文を書いたものを私に下さり、みなさんが私の話を受け止め、
感じてくださったことがわかって、じんわり。
製品も良さをわかってくれ、小物もかわいいと購入してくれた方も何人もいました!
出会いに感謝です。

そして MM 教授も織物を気に入ってくれて、ご本人が購入するのみならず、
周りの友人知人に勧めてくださる心意気!!
あー、なんてありがたいことだろう!
あったかい気持ちの人に、こうやって支えられて、ティナラク織は広がっていく…
すごく嬉しいことです。


@ 中野西高校 3年生(英語科) 35人
2011年6月8日 10:15~11:20

@ 清泉女学院大学 1年生(ワールドスタディーズの授業) 20人
2011年6月8日 13:00~14:30
昨年末の、ある日のご注文ノートより。

ティナラク織の美しさは、大きな布のまま見ていただいた方が伝わる、
と思っている。
不思議なことに、近くで見るときと遠くで見るのでは、
柄の持つ雰囲気が変わるのだ。
だから、多少無理をしても展示会を開いて、大きな布を見ていただける機会を、
毎年なんとか作ってきた。

何百年も続いた歴史と、3ヶ月かけて紡がれた織物。
それを生活の一部に取り入れてもらえたら…
そんな私の気持ちに、昔からの友人であり人生のセンパイであるMT さんが、
おうちにある革のソファに合うカバーとクッションカバーを、と
ご注文くださった。
しかも私のセンスにすべてお任せ、という大胆さ。

最大の幅でも 65cm くらいのティナラク織では、そのソファの背もたれ部分の
カバーにするには足りない…
ティナラク織を2枚つなぐか、
別の布を足すか、
ソファの地の革を生かす工夫をするか…
ず~っとず~っと悩んでるうちになんと1年が経ってしまった…
(言い訳をすれば、その間、ミシンが壊れてできなかったり、
急の引越しが入ったり、具合が悪くなって寝たきりになったり、
もらったミシンが使えないものだったり、と
いろいろあったのだけど… (笑)

できあがったカバーは、どれも布の美しさ、つややかさの生きる、
織りの良さが伝わるものになって、大満足!
大きな布のまま使っていただける形へと、喜びながら作ることができ、
とっても楽しく幸せな時間を過ごした。
始めの色柄選びの楽しさ、形作っていく楽しさ、大きなものを作り上げた達成感…
でも、MT さんが気に入ってくださるかは…??

不安と期待を胸に、お届け…
ありゃ?? とビックリなことに、大きい方のソファのカバーは大きすぎ…
(私はどこを計ったのだろう??)
でも「大は小を兼ねる」とフォローしてくださるMT さん。
そして、彼女のいい香りのする木の家と、黒い革のソファと
ぴったりの雰囲気に納まった、ティナラク織。
まるで前からずっとそこにあったよう… と言ってもらえ、
気に入ってもらえました!!
わーいわーい。
サイズその他の関係で、留める部分は次回にお直し、となりつつも、
彼女のおうちの一員に。
織りの手触り、色や柄を毎日楽しんでくれるはず。
すご~~く嬉しくて嬉しくて… 今後も、おうちのインテリアなどに
取り入れてもらえることを、強く願ったある夜のお話でした。


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