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KAFTIのblogです。
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こんにちは。
久々に山から降りてきて、製品の材料買出しなど、必要なことをしています。
今回、現地入りして一番びっくりしたのは、延期と噂されていた村議会選挙
(日本の一斉地方選挙のようなもの?)が今月25日にある、ということ。

その議員選挙に、バッグなど大物を作っている腕のいい縫製担当者が
立候補している! と聞いてガーン!!
もしかしたら、もう製品を作ってもらうことはできない… どうしよう…!
到着後、暗澹たる気持ちで縫製担当者の家に向かったら、なんとほかからの
注文を必死に縫いまくっている姿が!

私 「選挙に出るって聞いたよ~。でもこれからも作るでしょう?」
彼 「もちろん。でも目も悪くなってるし、縫う仕事は少し減らしていきたいと思ってるんだ」
私 「選挙キャンペーンは、いつから始めるの?」
彼 「Nami はいつまでここにいるの?」
私 「13日に町に出て帰国だけど… それまでなんとか私の製品作ってくれない?」
彼 「しょうがないなぁ。キャンペーンは13日からにするよ」

うわ~~~、助かった!!
日本の選挙からは考えられないほどの、のんびりムード… すばらしい!
前回5月に、彼はまったく仕事をやってなかった、という負い目もあり(笑)
今まで何度も私がお金を貸してあげたという恩もあり(?)
今回もなんとか、ある程度の製品を作ってもらえることに。
状況が状況なだけに、私も本当にギリギリ必要な分のみにリストを作り直し、
早速注文。
各色柄の織物から、いろんな製品の個数を伝え、バランスを取る。
現在の他からの注文分があと2日はかかる、ということで、その分も
減ってしまうけど… しょうがない。
いくつか売れ行きの良いもの、売り切れのもののみをピックアップして、
この秋のイベント出店は少数精鋭(?)でいくしかない。

そして、この「選挙」といえば、私がいつも泊まっている家主の、
その地域で初女性村長であるアンアンも、対抗候補と一騎打ち。
相手はアンアンが村長になるまでずっと村長や議員など、力のある座に
着き続けてきた一家出身。
かなり汚職(といっても、金額の規模はすごく小さかったりするけど)が続いていた、
と私は見ている(だって全然村人のためになってる事業がないんだもの…)
それに比べてアンアンは、私もびっくりするくらい良く働く。
むちゃくちゃ早起きの彼女は、朝一番に村役場に到着後、その周りを掃除したり、
率先して村人のモデルになるよう行動している人。
村人がアプローチしやすい、というのも重要だし、本当になんとか勝って欲しい!!

こちらでは、お金が文字通りばら撒かれる選挙だし、田舎の血縁関係は
票を左右するので、家族や貯金のないアンアンにとっては、かなり不利な選挙になる。
でも前回、本当に歴史に残る快挙を成し遂げた彼女に、またぜひ
いい仕事をしてもらいたい。
流されちゃった橋の再建など、次々やるべきプロジェクトのために走り回ってきて、
なんとか目処がつきそうな状況だからこそ、継続してもらえるよう
私も微力ながら励まし応援し続けている。
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いつものことながら、出発前はバタバタになり…(笑)
前回書いた、コンサートでの出店&ショートトークは大成功。
この数年間、がむしゃらにやってきて分かったのは、主催者の方々が
ティナラク織を本当にいい物として、応援してくれてるところでは、
とても売り上げがいいこと。
本当にちゃんと数字に出るんです… 不思議。
そういう方々に支えられての活動です… しみじみ。
こういうありがたいサポートに背中を押してもらいながら、私は現地に向かいます。
明日の早朝の飛行機でミンダナオへ。
織手さんや縫製担当者さんたち、生産者さんが良い仕事をし続けられるように、
私の出来ることをやり続けます。

コンサートでは、フルートのアンサンブル・コンサートを堪能し、
音楽って本当にいいなぁ、としみじみ。
私も合唱のある日々に戻りたいけど、音楽って生活が安定してないと
できないんだよね…
安定は、金銭的な意味もそうだし、私のように出張出張であちこち
飛び回ってばかりじゃない、というのも。
(いい声を作っていくのは長い時間がかかるのに、ひどい声に戻るのは
あっという間なのだ… とほほ)

そして、音色に身をゆだねながら、こんな風に音楽を楽しめる生活の豊かさ、
ありがたさをしみじみ感じました。
本当に久々で、もっといいもの・美しいものと触れる時間を増やさないと… と
思ったのでした。
生活に潤いは本当に必要です。
心がカサカサ、渇いていたんだ、と渇ききってるときは気づく余裕も無い。

今回のミンダナオ出張。
今回はどんなハプニングと素晴らしい織物が待っているのか…?
楽しみ半分、不安半分。
気合入れて行くぞ!
お久しぶりです。
しばらく、本当に長い間、書かずにいました。
1ヶ月を超える、なが~い充電期間をとっていました。

ティボリの人たちの村に初めて行って、ティボリの人たちに出会って、
ティナラク織に出会って15年以上経ちました。
そのうちの半分近くは、向こうで暮らした日々。

活動の途中、「ねばならない」という思い込みのせいで、かなりキツイ日々があり、
なんとかキツクナイ活動に変えられないものか、とず~~~っと試行錯誤を
繰り返してきました。

禁欲であらねばならない
無理し続け、がんばらねばならない

自分にそう言い続けてると、周りの人にも強要するようになっていきます。
恐ろしい…

その頃の自分に足りなかった
心のケア
身体のケア

普段の生活改善(食生活や生活習慣など)とともに、自分の時間・自分の好きな
ことをする時間の必要性。
バランスを取らないと続けられない、という叫び。
何度も「やめたい…」とつぶやいたあとに、ようやく切り替え方がわかり始めました。

昨年あたりから少しずつリフレッシュ期間を取り始め、今後は長くたっぷりと
充電できる期間を取ることを自分に約束しました。
一度しかない人生なのに、『ねばならない』に縛られて、世をうらみながら
ネクラに活動していても、誰も浮かばれないよなぁ、と。
無理に無理を重ね、性格もかなりねじくれ&ゆがんでいます… とほほ。

でも正直、1ヶ月以上も休んでも、今まで休んでこなかった分、
「全然休み足りない!!!」
これから少しずつ自分を取り戻していく時間を増やしていきます。
ずーっと悪い体調もなんとか整えていきたい。

私自信も大切。
活動も大切。
ティボリの女性たち、自然環境、ティナラク織も大切。
誰のことも犠牲にせず、いい方向に進んで生きたいです。
今月は私の誕生月… せめていいことがなくても、悪いことがあんまり
ないように… と思いながら、フィリピンに来たのですが…。
やっぱりいろんなできごとに、メッタメタにやられた日々でした…。
はああ…。

ミンダナオに到着した日の夜、誕生日。
羽虫 (茶色の羽で3cmくらい。すぐに死んでしまう)が、ものすごいたくさん
部屋に入ってきて、どうしたものか…。
不思議なくらい、どこからともなく入ってくるのだ… すごい。
こんな大量の虫の中にいたことないので、ちょっとびっくり。
電気に集まるから消して、と言われ、暗闇でごはんを食べたり用事をしたり。
この幕開けは、まだかわいいものでした。

そして、山に到着した夜。
なんと、またもや虫にやられたのでした!!
これはかなりキツイ… ノミ? 南京虫?
寝て1時間たったあと、何か気になって腿のうしろを触ったらボッコボコ!
始めは寝ぼけてて、「あれ、私の肌ってこんなにボコボコだった…?」
と思いつつ、次第に全身がボコボコになってることに気がつき… ガクゼン!
とにかく、かゆいのなんのって、1週間以上経った今もまだかゆい… とほほ。
赤い水玉模様が全身に… 消えるのは1ヶ月以上あとか…。

そして、1ヶ月の間にたくさん製品を作っておくように、前金と織物を
渡しておいた縫製担当者のひとりは、まったく(本当にひとつも)作ってなくて、
私の顔を見るなり、
「来週に来ると思ってた… あはは」
だと!!!
怒りバクハツ!
なんのために1ヶ月あいだをあけてたんだ?
短い滞在期間では作る数が限られるからと、わざわざお金も時間もエネルギーも
かけて、たくさんの種類の製品を作るよう手配して帰ったのに…!
あ~、まったく!

なので予定していた追加の製品製作はすべてなし!
頼んでおいた製品も大幅に減らし、なんとか私の滞在中にできるもの、
展示会やイベントでたくさん売れるものを… と少数精鋭に…(?)

もうひとりの縫製担当者は、前から体調が万全でないのと、今回は
息子が犬にかまれて、その注射を街に出て打たなくてはならなかった
(しかも4回も、と言う…)ため、半分しか作ってなかった。
選挙があったとはいえ、1ヶ月も間があったのにふたりとも… あーあ。

この数ヶ月、とにかく毎日疲れ切っていたのもあって、精神的なダメージも
合わさり、この数日はずーっと頭痛が消えず…。
しかも今回は、最後の最後に、いつもは大丈夫(かなり丈夫)な
おなかも壊してしまい、本当によれよれのぴ~な私でした。
帰国後も5週連続のイベント出店、6月いっぱいの展示会に引越しの荷ほどき、と
目白押し。
ま、のんびりサボれるところはサボリながらいこう…

ひとつ良かったことは、前回の衝撃『リリーのお尻のえぐれた皮膚病』が、
ちゃんと治りつつあったこと。
あんなにえぐれてた肉が、ちゃんと丸みをおびたお尻になってきて、
大きなかさぶたがまだ少しうずくみたいだけど、このままいけばきっと大丈夫だろう。
良かった良かった。
毎回、自分自身にも言うことだけど、生きててなんぼ、ほんとに。

残念ながら、前回書いた救急病院のひどい医者のことは、別の町の管轄のところ
に訴えに行く時間がとれず… 次回に持ち越しとなってしまいました。

今日はもうマニラ、帰路の途中です。
無事に帰国できますように。
表題のこと、出店前に書けず… 新しい住居に、手違いでネットがつながらず、
書き込みできませんでした… ははは。
今はマニラ。
昨夜無事到着。
今日は、明日に備えて、少しゆっくりの時間を過ごしてます。
以下は記録として、マブイまつりの情報を書きます。
この間の忙しかった日々のことは、また近々…


第10回 流山マブイまつり
地域に平和を!

平和を願うまごころ、マブイ(心)を結ぶ
ひとりひとりの良心を持ち寄り、協力・共生できる街を創りましょう!
こどもたちへ平和な未来を残すために。
平和、福祉、教育、環境問題、なんでもあり、日頃思うことを話すチャンスです。
沖縄の言葉なら、
『いちゃりばちょーでー(出会えばきょうだい)』
まつりで会いましょう♪

とき: 2010年5月9日(日) 11時~15時
会場: 流山市平和台2号公園(流山線平和台駅 徒歩5分)
入場無料

主催:マブイまつり実行委員会
後援:流山市社会福祉協議会
今回の現地訪問中の大事件は、織手・リリーのおしり(右側)に、
大きく10センチほど、肉がえぐられたような皮膚病だった。
このブログ、言葉だけでつづっているので、画像無しで良かった… と、
今でも思い出すだけで胸が痛く、寒気がするような、本当にきつい状態だった。

私が山に到着する1週間くらい前から始まった、ということだったが、私には
「病気だった」
という過去形で連絡があったのみだったので、何かあったんだろうけど
(病気は日常茶飯事だし)もう大丈夫なのかな、と思いながら約束の時間を待っていた。

いつも一緒に来る織手仲間のミンダイが、ひとりで先に二人分の織物を担いできて、
「リリーはどうしたの?」
と聞いたら、
「お尻が痛くて、歩くのが遅くなってる。もうすぐ来る」
とのこと。
「お尻って、傷?」
って聞くと、
「数日間ずっと痛い。血も出てる…」
という返事(ちなみに、カタコトのティボリ語なので、込み入ったことがわからず…)

で、リリーが来るのを待ちながら、きっと痔になっちゃったんだな、
血が出てるなら切れ痔か? なんて思っていた。
座りっぱなしの仕事だし…
でも、痔は日本でもありふれたものだし、そんなにひどくないといいけど…
なんて、のんきに構えていた。

そして、リリーがよれよれと到着して、
「痛い…」
と、弱々しく筒型スカートをほどいて見せてくれたのが上記の恐ろしい状態の傷口…
思ってもみなかったキョーレツな皮膚の状態にくらくらしながら、
「医者には行ったの?」
と聞いたら、
「お金ないから…」
と。

「お金なんていくらでも借りれるでしょ!! 元気になったら、働けるんだから、
またいっぱい働いて返せるじゃない! でも死んだらもう織物もできないんだよ!!
お義母さん(アニータのこと)のところに今行かなくたっていいでしょ???」
と激情する私。

とにかく、織物を買い上げなくてはお金がないので、あわてて質のチェック&
長さを測り、いつもよりも少し上乗せして、さらに5月の分の前金も渡し、
あわてて村に唯一あるクリニックに連れて行くことに。
ちょうど来てくれた、友人ベルナデスも一緒に、3人でバイクタクシーが
見つかるところまで歩き、川越え谷越えなんとか到着。

フィリピンは日本のような保険制度がないから、お金がないと医者にかかるのは難しい。
医者も、お金がない人は、目の前で死んでもほったらかし。
また、各地方自治体のクリニックでは、診療代は多少安くても、本当に設備も最小限、
医者もいないときもあるので、簡単な病気以外は、大きな町まで行かなくてはならず、
さらにお金が必要だ。

今日は医者がいる、と聞いて喜んだのもつかの間。
その女医の態度は本当にひどく(患者に向いて話をしない、説明もしない、
傷口も入り口でチラッと見ただけ… 等々)同行のベルナデスに聞いたら、
「医者も看護師も、ティボリの人たちを差別してるし、貧乏ではだしの人を笑ったりする」
とのこと。
なんだとぉ~~~!!! 大怒!!!

とにかく、傷の手当てをしてもらうのが先決、とその場はおとなしく
(私も大人になったものだ… でも、にらんでたけど。 笑)
今後、どういう形でこの状況を変えられるか、と考える。

そうこうしているうちに、リリーの夫(サムソン。アニータの息子)が到着。
「なんでこんなになるまでなんにもしなかったのーー?? あんた夫でしょーー!! 怒」
という私の怒りの言葉を、彼はさけるように距離を置き、私が
「なんですぐ医者に連れて行かなかったの??」
など、いろいろ問いただすのを、ほとんど返事もせずに、周りにいる人としゃべったり、
自分の血圧を測り始めたりして、さらに私の怒りを買うサムソン。

日本人の感覚では、こういう態度ってなんだろう? と信じられないような感じだけど、
こっちでは直接対決(というか、その事柄に向き合うこと)ってあんま
りしない。
心ではいろいろあるんだろうけど、見た感じには真摯に向き合ってるようには
とても見えないから、本当になんなの?? と、私もいまだに日本人的なモノサシを
引きずりつつ付き合っていくしかない。

そして、ティボリ民族が一夫多妻制だった、つまり女性は家畜のように男の所有物だった
慣習をいまだ引きずっているのも、もちろん背景にある。
こういう状況だと、女性が大切にされていないのがよく見え、
本当に苦し現実としてつきつけられる。

とりあえず、手当てをしてもらい、1週間薬を飲めば大丈夫、ということでホっとする。
医者の書いた抗生物質などの処方箋の薬が近所では売ってなく、夫サムソンに
「町に降りて買いなさい!!!」
と強く言い残して、私は次に待ってる織手さんのところに行くことにする。
リリーもしばらく痛いしつらいだろうけど、ちゃんと薬とごはんのお金はあるし、
命が無事とわかれば安心。

もっとお金があれば… と、いつも思わされる厳しい現実。
なんで私はお金持ちじゃないんだろう?
命を助けるお金、命を健康に保つお金… 今年はもっともっとたくさん織物製品
を売って、マイナス財政を変えるだけじゃなく、こういう緊急のことが起こった
ときに対処できるような、いくばくかのお金を持てるようにしたいなぁ…。
一時帰国の2回のイベント、がんばらないと。

医者や看護士の対応などについては次回、5月中旬に現地に行ったときに、
地方自治体内にある厚生省の管轄のようなところへ、話に行くつもりだ。
ものすご~~い大変な日々でした。
こんなに狭いアパートに、よくこんだけの物が入ってたね… と、
引越しを請け負ってくださったN さんたちに言われ、私自身も、
捨てられない病を少しずつ克服中、とはいえ、かなりの量の資料など
紙の山に、腰が痛くて…
とにかく、イベント出店、引越しの荷造り、フィリピン出張準備をこなした3週間。
やりきった達成感、というよりは、もうあんなにつらい日々を送らなくて済む、
という安堵感に浸っています。

昨日は、午前中に荷物の一部を運び出し、ガス屋さんの立会い、
火災保険の鑑定人の立会い (蚊取り線香で、床にコゲを作ってしまったため…)、
役所に転出・転入手続き、新しい家をちょっと訪ね、それから空港へ。
飛行機が遅れて、真夜中に無事マニラに到着しました。

毎回、不思議に思いながら、無事に飛行機が飛ぶことに安堵。
生暖かい風に吹かれて、マニラに到着した喜びとともに、安宿に着いたら
バタンキューで10時間爆睡しました。

昨日は寒い雨の中の出発だったのに、今フィリピンは一番暑い時期。
汗だらになりながら、久々のゆったり時間を味わっています。
明日は国内線にてミンダナオへ。

帰国後は新しい家に… ティナラク織のショールームができるように、
少しずつ準備をする予定です。
まず、その前に、この出張も実り多きものになるよう、織手さんたちや
縫製担当者さんなどの生産者さんたちと、いろいろやり取りをがんばってきまーす。
出発前に 「行ってきます」 と書くつもりでいたのに、出発前は怒濤のあわただしさ…
いつもながら、家を出る予定の時間を過ぎてまで荷物を詰めているありさまでした。
毎回、本当に間に合って良かった… と冷や汗ものです…

行くときには、現地の生産者さんたちに渡すお土産のつもりで、
いつも古着を持てるだけ持って行きます。
最近、超過料金の取立てが本当に厳しくなって、1kg の超過でもお金を取られちゃうので、
本当にぎりぎりまで、どれを持って行って、どれを持っていかないか、悩み続けます。
たった20kg しか預けられないし、機内持ち込みの手荷物も制限があるので、
本当に苦労し通しです。

自分のボロ服は現地に置いてきているので、ほんの数日分のみ、
手荷物の一部だけが自分の物。
あとは全て現地に置いてくる物を、腰を痛め、肩を痛めつつ持って行きます…
最近、その体力がなくなりつつあり、こんなつらい大荷物はやめたい、と
思うのですが、現地で織手さんたちなどが喜んでくれるのを見ると、
やっぱり持って行かなきゃ、と思うのです。

フィリピンはお土産文化が強い国なので、故郷に帰るフィリピン人たちも、
ものすごい荷物を持って空港に来ています。
バンバン超過料金も払ってる人も多く、すごいなぁ~、とビンボーな私は
目をまんまるに。

帰りはもちろん出来上がった織物や製品を、ぱんぱんに詰めて帰ってきます。
今回は50kg くらいあり、マニラから持ち帰ってくれるという方に半分頼んで、
なんとか帰ってくることが出来ました。
あー、本当につらい往復です。

現地での話は、またおいおい…
とにかく、今回も無事に帰ってこられて、本当にありがたい気持ちです。
夏から冬への気候の変化も、寒さが思ったより和らいでいて助かっています。
新しい年は、たった1日の違いなのに、何故か嬉しく感じます。
年末年始は、自分の時間をたっぷりとって、日常から離れた休暇を満喫中です。
充電して、新しい展開、楽しい活動を広げていけたらいいな、と思っています。

今年は、自分の感覚を信頼して、「ゴーサイン」が出たことだけを、
気持ちよくやろうと思います。
無理してでもやった方がいいかな、と思ってやって、くたびれちゃったことが
あまりにも多すぎたことが、昨年の学びでした。

やりたい、出たい、楽しいと思える展示会やイベントに出店して、
心身にダメージを受けないようにしようと思います。
良い人との出会い、エネルギーの交換やネットワークの広がりなど、
いい気持ちを沢山、行き来できるような活動にしていきたいです。

ティナラク織を通して、素晴らしい文化、伝統、手仕事、先住民の状況や
フィリピン、環境のことなど、私なりの思いを伝えていくこと、
または感じてもらえるような工夫をすること、を楽しみたいです。

今まで支えてくれた方、今も支えてくれてる方、本当にありがとうございます。
本年も、これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
KAFTI の今年は…

できたこと
・有志とともに、ティナラク織の未来を考えるミーティング開催
・展示会 4回 (鎌倉、京都、銀座、白金高輪)
・イベント出店多数
・現地出張 4回
・インタビュー記事掲載 2回
・たくさんの新しい出会い
・一日の売り上げ最低記録と最高記録の更新
・いくつかの新しい製品製作
・今年1年、私も現地の生産者さんたちも生き抜いた

できなかったこと
・借金を減らす & 健全財政
・クリスマスや行事にあわせての、プレゼントキャンペーンなどの販促活動
・HP の充実
・こまめなブログ更新
・新たな市場開拓のための営業活動
・植林基金の大口募金集め

さて、来年はもうちょっとラクして、身体と心をいたわりつつ、楽しい活動が
できますように…
この冬の期間に、ゆったり過ごしつつ考えます。
このブログも、もう少し頻繁に更新できるように… 心がけます。

みなさま、どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。


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