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KAFTIのblogです。
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ああ、このタイトルがすべてを言い表しているよね… って、
しみじみ思った本です。
世界銀行がやった、ある開発のドキュメンタリー。

今まで、どれほどの人たちが殺されてきたのだろう。
どれほどの自然環境が破壊されてきたのだろう。
『開発』という名の下で、
莫大なお金を投入して。

私が通っているミンダナオの南、ジェネラルサントス市でも、
日本にマグロを空輸するため、
大きな漁港が造られた。
『援助』という名の下、
私たちの莫大な税金を投入して。

その漁港が出来る前は、
漁民が細々と日々の漁を営み、
穏やかな海とともに暮らす、
それぞれの生活があった。

そこもブルドーザーがバンブーハウスを潰し、
人々は強制立ち退きをさせられることになる。
『援助』という名の下、
私たちの莫大な税金を投入して。

多様な生き方、暮らし方、文化を潰す社会に、
未来は感じない。
力を持ってしまっている『先進国』の私たちが変わらなければ、
本当に未来はない。

現実に起こってることを少しでも知っていこう。
そして、今、自分の生活から
できることを始めたい。


『ブルドーザーが来る前に
――世界銀行とナンビクワラ・インディオ』
デイヴィッド・プライス 著
斉藤正美 訳
三一書房 2,752円(税込)
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フィリピンに関わりだして、私が獲得した、良かったことのひとつは、
欲望が減った
ということだ。
特に消費欲。
だからこんなに収入がなくても、なんとか生き抜いてるんだろう。

日本って、テレビも雑誌も電車もお店も、
これでもかっ!
っていうくらい買わせる意欲に満ち満ちている。
だから無防備で、無意識で、無自覚に生きてたら、
買わなくちゃ…
という気持ちになるよねぇ、そりゃぁ。

こんなにモノがあふれてて、
こんなにみんな山程買い物してて、
こんなにみんな消費しまくっていて、

でも幸せそうじゃない。
満足そうじゃない。

フィリピンの山奥では、お金を使うところもあまりないから、消費欲が出てこないのは
当然だった。
日本に居て、この「買え買え攻撃」にさらされていると、お金がないことが悲しく、
「お金がないと自由も買えない」
なんて思えてきて、どんどん無力感に覆われていくかのようだった。

資本主義社会
すごいコトバだよなぁ…
お金至上主義、だよ?

こんな社会で、お金に惑わされたり、からめとられたり、操られたりしないためには、
何かの形で解毒しないと。
始めは、お金がないから… というガマンガマンのつらい日々が、
私にとっては解毒作用になったらしい。
私の消費欲は日に日に薄れ、本当に欲しい物、必要なものを見れるようになってきた
(まだまだ修行中)。

そして出会ったこの運動。
『無買デー・ジャパン』
http://bndjapan.org/

おおお、ちゃんと活動している人たちがいるじゃん!
ナイスナイス。
素晴らしい。

このところ私が感じているのは、
「ちょっと足りないくらい」が、幸せを感じられる
ということ。
その足りなさを、工夫したり手間をかけてみたりすることで、
嬉しくなったり・楽しくなったり
という心の動き。
それが幸せに続いてるのではないかなぁ… って。

全部全部買うことで、更なる欲が膨れ出し、満足を感じない鈍感さを、自ら作り上げてるのは、
本当に悲しいことと思う。

買うときに
これは本当に必要なのか?
これは本当に私を幸せにするのか?
これは本物か?
って、問いかけよう。

本物は、生産者も消費者も幸せにする物のこと。
生産過程で地球を壊していないこと。
買うって、そのお店に、その商品に、その企業に、
一票入れるのと同じことだから、
みんなが幸せになることに、せっかくのお金を使おうよ、って思います。

たまに『無買という選択』をしてみませんか?
私?
去年一年間で、お金使って損した! と思った全合計は、
¥8,191-
でした。
今年は五千円切るよう、さらに決断力を磨きます!
あー、また戦争への道が大きく太くなってしまった…
法案賛成した人たちだけで兵隊ごっこしたり打ち合ったりするならまだしも、
み~んな巻き込むんだもんなぁー…
現与党に投票した人たち、責任取ってくれよ。

向こうが強行突破するようなことばかりやるなら、こっちもしたたかに相手をかわしながら
生き抜くしかないかなぁ。
みんな学校行くのやめて、フリースクールみたいな国に関与されない形を
どんどん実行するとか。
ほんとは来年の選挙で思いっきりひっくり返せたら痛快なんだけど。

いつになったら本当の『民主化』が進むのだろう?
そのために私自身の明確な理想像を描くことと、自分に出来る行動計画も必要だな、
としみじみ感じている。
昨日書いたヒーリング研修のファシリテーターは、フィリピン・ミンダナオ島出身の
アルさんという方でした。
(だからどうしても参加したかった!)
すごく気さくな、フィリピン人らしいフレンドリーな雰囲気を保ちつつも、
ひとたびみんなの前に立てば醸し出すポジティブなオーラに感激&感動。
ああ、本物だぁ…!

実は私はサッカーが大好きで、小学校の時にはチームにも入っていたのだが
(しかし女子は人数が揃わず、ポジションも決まってなければ試合も出来なかった… とほほ)
おとといのテレビ中継でのロナウジーニョのプレイに感動しまくって、
ああ、ここにも本物がいるぅ… と、同時代に生まれた喜びを噛み締めました。

私は昔、プロフェッショナル(仕事)はお金を稼げることだと思っていた。
だから、今やってる私の活動=持ち出しは、ボランティアであって
プロフェッショナルではないのだと思っていた。
お金にとらわれてたなんて、資本主義に絡めとられてるなぁ…
ああ、情けない。

ふたりから見えてきた『プロフェッショナル』は、
本気で打ち込んでる
創造力の広がる、魅せる何かがある
自分を、仕事を楽しんでる
目の前の人を幸せにしている

私もプロフェッショナルになろう。
少なくとも目指そう。
のんびり楽しみながら、私なりのやり方で…
第一線で活躍している人たちの言葉は心に響く。
その何かに費やしている時間・エネルギー・思い
そして限界をおかない創造力と、輝き続ける緊張感…
裏づけのある、重みのある体験から出てくる言葉に
『本物』と感じる。

ああ、私も本物になるんだ。
今はまだ足りなくても、一歩ずつでいいから、のろくてもいいから、
説得力のある、存在感のある自分になろう。
うすっぺらで本質をつかめない日本社会に染まらない。
いつか、必ず。
沖縄知事選挙、まさか糸数さんが負けるなんて思ってなかった…
お金か何か、バラまかれたんだ、きっと…

私の夢は、まず日本から基地一掃すること。
そしていつかは世界からも…
で、この沖縄の知事選は、米軍基地をなくす一歩になるはずだった。
ああ、やっと一歩を踏み出せるって思ってたのに…

自分の安全を確認できない状況の中で、日々を、生活を楽しみ丁寧に生きるなんて
できるわけがない。
限りある資源とお金とエネルギーの中で、使うとしたら人がイキイキと生きていかれるよう、
教育や福祉や文化や自然保護など、幸せや楽しみに振り分けて欲しい、と切に願う。

だから、破壊や人殺しを生み出す軍隊&基地をなくし、今そこに使われている
莫大な資源やお金・エネルギー・英知を違うことに使って欲しいと思う。

世界では
毎秒サッカーコート分の森林が伐採され
子どもたちが次々栄養失調や紛争下で死んでいき
女性たちが暴行・性暴力にさらされ
働いても働いても真っ当な賃金をもらえず苦しい生活を送っている人がいる

それらはみんな人間が引き起こしていることだから、
なんとかしようよ
何かしようよ
できることをやろうよ
って思ってる。
いつもいつも、次々と、ひどい法案が『強行採決』で通っていく。
私が選挙権を得てから15年、いくつも信じられない法案が強行されてきた。
どんどんどんどん生き難くなっていく日本社会。
今回は教育基本法改悪。

話し合いを尽くさない議会とは、一体なんだろう?
納得いくまで議論できない中身で、教育をどうしたいというのだろう?
強行するような人たちに一票入れる人たちは、どんな将来を希望しているのだろう?

強行なんてことがまかり通る国を民主国家とは呼べない。
その民主国家じゃない国で、今私ができることはなんだろう…?
フィリピンでは、なんと、初めての米兵を相手にしたレイプ裁判… 今までは
裁判にすることさえ出来なかった、ということだね…
判決は来月、11月27日。

性的な暴力は、心やその人のコアの部分(根幹というか、深い部分)を傷つけるんだよ。
しかも米国との関係がかかっているのもあって、この事件を事件じゃないことに
しようという動きと、被害者バッシングがすごいんだって。
強姦事件では国の関係がからんでなくても、バッシングはよくある。
これは何重にも被害者を痛めつけるひどい行為。

加害米兵は『和姦』と言ってる… って、おいおい、この言葉自体がおかしい。
『和姦』なんてこの世にありえない。
4~5人の米兵が車に押し込んで、強姦した後、彼女を半裸状態で放り出した。
ああ、煮えくり返る、怒り…

こういう事件って、軍隊を象徴するとしみじみ感じます。
つまり軍隊は人を守るためにあるのではないってこと。

『フィリピンのレイプ裁判を支援する連絡会』
http://subic.blog76.fc2.com/
ページをひらくと中央に『◎皆様のご支援を』とあります。
その文章の下にある『追記を表示』をクリックし、内容を読んで、そこに書かれている
アドレスに賛同のメールを送ってくださいませ。

署名は
「私たちはこの事件に注目していますよ」
という意思表示。
いつも自分の立ち位置を明確にして生きていきたい。
ふたつの署名があります。
ぜひ以下を読んでいただいて、アクションをお願いしたいです。

昔から「命が安い」と言われてるフィリピンですが、このところ人権活動家や
ジャーナリストなど、多くの人たちが殺されています。
殺すことで口を封じるのは、殺人という意味でも、他の人たちの口を封じる威嚇になる
という意味でもひどいやり方。
私もできるだけ言いたいことを言い続けよう、と強く思うので、明日はわが身…
という危機感を感じています。
(もちろんフィリピンだけじゃなく、日本の中でも共謀罪の強行が狙われたりしてるし…)

ひとつはアムネスティのホームページ上で。
アロヨ大統領に向けての署名
『フィリピン――急増する政治的殺害』
http://www.amnesty.or.jp/

もうひとつは、直接メールを送ってください、というもの。
以下のホームページのブログを読んで、書かれてるアドレスに賛同メールを
送ってください。
日本の総理大臣に向けての署名
『フィリピンで多発する深刻な人権侵害を止めるためのページ』
http://ngo-ph-rights.jugem.jp/

ちなみに、『共謀罪』について詳しい内容はこちらを。
『共謀罪って… なんだ?』
http://kyobo.syuriken.jp/
このあいだフィリピンに行ったときは、帰国前に2泊、マニラに滞在した。
同行した友人Yさんが
「マニラ湾の夕陽が見たい」
というので、ベイウォークに夕方出かけ、汚く臭い海ながら(!)も、
さわやかな潮風に吹かれつつのんびり過ごすことに。

人が集まるところには子どもの物売りが必ず見られるマニラ。
ここでも私たちが食事しているテーブルに、すごくかわいい女の子が
バラの花を売りに来た。

8才だというその子(名前も聞いたのに、健忘症が激しく忘れてしまった…)、
つやつやのほっぺをした愛らしい表情をした女の子。

ごめんねぇ、私は買わないって決めてるんだ…

欲しい物しか買わない。
施しはしない。
そう固く心に決めてるの。

その場でお金を渡したり
買ってあげたりすることで
良い事をした気になってはいけないから。
自己満足に終わって、社会を変える力を弱めてはいけないから。

買わなかった分を、何かの形で活動するよ。
いつも心に思いながら、目の前の女の子の懇願に笑顔だけ渡す。

つやつやした健康そうな肌にちょっとホッとしつつ、
こぎれいな服装にちょっと安心しつつ、
早くおうちに帰って寝るんだよ~って伝える。

あ~、なんにも出来ない私を見つめよう。
何かできるかもしれない私の可能性も考えよう。
あの子が元気で明るく生きていかれるのを願いつつ…


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