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KAFTIのblogです。
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昨年に引き続き、今年も出店参加させていただきます。
心温かい人たちの集まりは、そこに居られるだけで、本当に癒され、
私にとっても、すごくありがたい『場』です。
今回は、聖ヨハネホスピス支援のみならず、震災支援も含んでの開催。
ギターと遠野の語りがあるそうです。
のきなみイベントがキャンセルになっている中、本当にありがたい限り…
ハンドマッサージ、食べ物、小物&手作り品、いろいろ見ていたら
みんな欲しくなるものばかりの、ステキなバザーです。
ぜひお出かけください。

聖ヨハネホスピス支援の作品展とバザー
とき: 2011年4月9日(土) 10:30~14:00
場所: コミュニティ湧
住所: 小金井市本町6-5-3 シャトー小金井1F奥
電話: 042-386-5359
主催: 桜の会
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昨年末の、ある日のご注文ノートより。

ティナラク織の美しさは、大きな布のまま見ていただいた方が伝わる、
と思っている。
不思議なことに、近くで見るときと遠くで見るのでは、
柄の持つ雰囲気が変わるのだ。
だから、多少無理をしても展示会を開いて、大きな布を見ていただける機会を、
毎年なんとか作ってきた。

何百年も続いた歴史と、3ヶ月かけて紡がれた織物。
それを生活の一部に取り入れてもらえたら…
そんな私の気持ちに、昔からの友人であり人生のセンパイであるMT さんが、
おうちにある革のソファに合うカバーとクッションカバーを、と
ご注文くださった。
しかも私のセンスにすべてお任せ、という大胆さ。

最大の幅でも 65cm くらいのティナラク織では、そのソファの背もたれ部分の
カバーにするには足りない…
ティナラク織を2枚つなぐか、
別の布を足すか、
ソファの地の革を生かす工夫をするか…
ず~っとず~っと悩んでるうちになんと1年が経ってしまった…
(言い訳をすれば、その間、ミシンが壊れてできなかったり、
急の引越しが入ったり、具合が悪くなって寝たきりになったり、
もらったミシンが使えないものだったり、と
いろいろあったのだけど… (笑)

できあがったカバーは、どれも布の美しさ、つややかさの生きる、
織りの良さが伝わるものになって、大満足!
大きな布のまま使っていただける形へと、喜びながら作ることができ、
とっても楽しく幸せな時間を過ごした。
始めの色柄選びの楽しさ、形作っていく楽しさ、大きなものを作り上げた達成感…
でも、MT さんが気に入ってくださるかは…??

不安と期待を胸に、お届け…
ありゃ?? とビックリなことに、大きい方のソファのカバーは大きすぎ…
(私はどこを計ったのだろう??)
でも「大は小を兼ねる」とフォローしてくださるMT さん。
そして、彼女のいい香りのする木の家と、黒い革のソファと
ぴったりの雰囲気に納まった、ティナラク織。
まるで前からずっとそこにあったよう… と言ってもらえ、
気に入ってもらえました!!
わーいわーい。
サイズその他の関係で、留める部分は次回にお直し、となりつつも、
彼女のおうちの一員に。
織りの手触り、色や柄を毎日楽しんでくれるはず。
すご~~く嬉しくて嬉しくて… 今後も、おうちのインテリアなどに
取り入れてもらえることを、強く願ったある夜のお話でした。
さて、たくさん織物が出来上がってきたことは、本来喜ばしい&嬉しいことです。
今回も新しい柄に挑戦した織手さんが何人もいましたし、ステキな色柄のものと
出会うのは、本当に幸せなことだと思っています。
だから、なんとか潤沢な買取資金を作りたい思いでいっぱいです。
今回の震災も販売活動に影響があり、いくつものイベントが中止、また
販売先が減ったり購入してくださる予定の方が変更されたり…
織手さんたちから買い続けることが伝統を守ること… ひとりNGO の
あまりの微力さを感じます
(この場合、微力なのは 「ひとり」 ということじゃなく 「貧乏」 ということか)。

さて、今回はあまり良くない話。

織手さんのひとり、私が現地に住み始めてすぐに出会って、今も一番長く
付き合い続けている織手であるヘルダさん。
なんと昨年10月の私の帰国後、めまいに襲われ、その後血便もあったりで、
すごーく弱りきった日々を過ごしたとか!
彼女は、昔からティボリ民族に伝わる薬草をいくつか知っているので
(残念ながら、すでに知らない世代もかなり多い…)、ある木の根を煎じて、
それで良くなった、ということだった。
少しやせていたが(なんだか年々やせていってるような…)、会ったときは
元気そうな笑顔を見せてくれたので、少し安心する。

彼女は、昔の夫が飲んだくれで、ようやっとなんとか別れたあとに
別の男と一緒になったのだが、今度はその男がちょっとなんというか、
ずるがしこい(かしこくはないから、ずるく立ち回るヤツというか…)という男で、
しかもその連れ子たちが、揃いも揃ってそいつに似たところがあり…
ほんと、前の夫と別れた甲斐がない状態、と勝手に私は思っている
織手のひとりなのだ…

聞けば聞くほど、なんだかウンザリする状況で暮らしている…
たとえば、その息子のひとりがバイク事故で人を入院送りにして、その費用を
なぜかヘルダさんが必死に織物を織って返済しているとか…
夫の敷地内にヘルダさんの娘夫婦が小さな家を建てて暮らしていたのを、
夫の連れ子たちが
「俺たちの敷地だ」
といきなり言い出し、娘夫婦が追い出された、とか…

「え~、もうそんな男、やめなよ~」
と、ここに書けないような話も含めて聞きながら、何十回つぶやいたことか…
ううう、ひとりで暮らしていく、ということがすごく不便でもあるし、
結婚していないことが 「おかしい」 という村社会である(!)ことなど、
よそ者の私が
「こうしなよ」
と簡単に言えるような生活じゃない、ところがもどかしい。
せめて、今回織り上げた織物の売り上げは、とられないように気をつけて…
くらいしか伝えられず…。

彼女が少しでも幸せに日々暮らせることを願って…
(震災に対しても彼女に対しても、祈りのパワーを信じたいけれど、
祈るしかできないのは、なんだかつらい、と思ってしまうのは、
私の尺度が狭いからなのかな…?)
大変なことが起きました。
原発反対運動関わってきた私たちからすると、
「恐れていたことが現実になった」
ということになる。

まずはこれ以上被害が広がらないように、現場の方々のがんばりに
期待と願いを送り続けます。
そして、被災された方々が、少しでも早く心安らかな環境に戻れるように、
とても強く願っています。

私自身、ブログを書いたり、何かアクションを起こすということが
できなかったのは、かなりストレスを受けていたのか、鬱っぽく
無気力に落ち込んでいるような、どうしようもない焦燥感のような
感情にとらわれていた感じがしています。
地震の翌日から身体中に蕁麻疹のようなものが出て、全身が
かゆくてたまりません。

地震が起きたとき、私は自宅近くの駅の前に居て、商店街の建物が
右に左に、まるで草やチューリップが風で揺れるように揺れ続けるのを、
不思議な光景として見続けていました。
商店やタクシーの運転手の人たち、私のような通りすがりの人たちが、
なんとなく駅前に集まって、その揺れる町並みを見続けていました。
これがこの30年くらいの間に起こるだろうといわれていた、
関東大震災の幕開けか、と…

あんなすごい揺れ方だったのに、建物が無事なのがすごい、と
揺れが収まったあと家に着くまでの間に家々の町並みを見ながら
感心していました。
揺れの続く中、帰り道に出てらしたあるご家族の方と少し会話のあと、
「よく落ち着いて冷静でいられますね!」
と言われましたが、顔は冷静でも心の心底ではきっと、
「どうしたらいい? どうしたらいい?」
と答えの出ない質問を自分に繰り返していたように思います。

余震がずーっと続く中、震源地から遠く、また内陸側に住んでるものにとって、
揺れよりも怖いのは原発だ、ということがメールでもらえる情報によって
分かってきました。
私はテレビのない生活をしているので、くだらない(または嘘が多い)
政府会見や変な情報に惑わされず済んで良かったと思っていますが、
インターネットには本当に助けられました。

まず、普段から地道な活動をされている 『原子力資料情報室』 が
記者会見をはじめ、重要で有益な情報提示をされています。
http://cnic.jp/
(このホームページから各ビデオ視聴に飛べます)

今起きていることを、真実を提示すること、その上でどのような
選択ができるか対策を提示すること、本来なら政府がやるべきことが
まったくされてないために、このような非営利の団体に大きな
期待がかけられます。
この関係者の方々はいつ寝てるんだろう? と思うくらいがんばって
いらっしゃるので、本当にありがたく感謝です。

また、チェルノブイリへの支援活動を続けてこられた医師の鎌田寛さんのブログ、
今回のことについて「原発事故」というタイトルでずっと書かれています。
ぜひこの 1 からお読みください。
http://kamata-minoru.cocolog-nifty.com/blog/2011/03/post-2443.html

これからの日本(そして世界も、だけど)を、本当の意味で安心で安全な、
住んでいて幸せと思える社会にしていく大きな転換期に。
まずはエネルギー政策の転換。
大きなお金を使う価値のある事業で、復興支援を強めて欲しい。
自然エネルギーや、日本の誇る技術で再生可能エネルギーを増やして
原発はすべて廃止の方向に。
もちろん米軍の原子力空母も即刻なくして欲しい(まずは本国にお帰りいただく)。

原子力をエネルギー政策の中心に据えた政府や、各電力会社は、
本当にちゃんと反省して、この経験を生かした今後に進んで欲しいと思います。
原子力と生物は共存できない。
もう1回くらい、現地からブログが書けるかと思っていたら、持っていった
コンピューターを変にしてしまい、初期化を現地でしたら、日本語の
システムを入れてくれてなく…
メールなどは読めても、日本語が打てないため返事ができなかったり、
すごい不便を味わいました。
日本の常識と違うこと、毎回いろんな場面で学びます。

今回の出張は、往路も雪が積もった中、出かけ、復路は雪が舞い散る空港に
降り立ちました。
なかなかこんな往復ないよな~、と、大きな気温変化を堪能。

さて、今回は予想以上に大量の織物が出来上がってきてしまい (というのも
変な書き方ですが、織物の売れ行きが芳しくない現在、かなり厳しい支出
なのです…)、なんと持ち帰りの荷物総重量が90kg を超えました (帰りが
重くなることがわかっていたので、ビジネスクラスにしていたおかげで、
超過料金無しで済んで、本当に助かった…)
チェックインの荷物が3個まで (重量は96kgまで) だったので、スポーツバッグ
を2つ、ビニールとガムテープでぐるぐる巻きにして1つに…!
あまりの不恰好さに、チェックインの際に変な顔されたが… (笑。普通、
ビジネスクラスってもっとスマートな装いの人たちが使うクラスだもんね…)

そのうち60kg 弱は、フィリピン国内宅急便でマニラの知人宅に送り、
マニラでパッキングをしなおして飛行機で持ち帰り…
毎回、自分でもすごい、としみじみ思う離れ業を駆使して、
大荷物を持ち帰っている私です。

しかし腰痛はひどくなるけど…

とにかく移動するたびにパッキングをしなおして、出張中は、ほとんど毎日
パッキングをする日々。
イベント出店などでも褒められますが、ものすごい量をパンパンに
パッキングして、大きさからは予想できないほどの重さの荷物を作り上げてる私です。

織手さんや生産者さんたちがやる気を出してたくさん出来上がってくるのは
いいことだけど (もちろんそのための活動なんだけど)、売り上げがうまく
いかないと、借金が増えるばかりに…
大きな布のもつ魅力を知ってもらうため、展示会も年に2~3回は開いているけど、
布を購入してくださる人は、ほんの一握り…

誰か、高級なインテリアを手がける会社とか紹介してくれないでしょうか?
壁紙とか、インテリアに向いてる布だと思うのです。
一点もの、という贅沢を味わってくれる人が購入してくれたらなぁ、と願いつつ…
(願えば通ず!!)
昨年10月に選挙があった関係で、前回の訪問では出来上がらなかった製品が
たくさんあったことを、前に書きました。

選挙結果で一番嬉しかったのは、私がいつも泊まっている友人の村長、
アントニアさんが再選!
今回は相手もものすごいお金をばら撒いたのもあり、本当に心配で心配で
どきどきしていましたが、なんと12票差で当選!
相手はその12票差が気に入らず、なんと村役場に2ヶ月バリケードを敷き、
アントニアさんが仕事できないようにしたのでした。
選管やら警察やらのおかげもあり、その後バリケードが解体され、
今はもちろん毎日仕事に励んでいます。
(その後、その相手は糖尿病が悪化し入院、目が見えなくなってるとか??)

こちらでは一歩間違えたら殺されたりすることも多発している選挙。
(私もモノをはっきり言う性格だから、よく 「後ろから刺されないように」 という
ご忠告をいただきます… 笑)
彼女が無事再選され、これからの3年間で、さらに地域の状況を良くするのを
見守ることができるのは嬉しい限り。
当選祝いとして仲間内で、近くの湖のほとりのレストランでピクニックをしました。

そして、縫製担当者は残念ながら落選。
私を含む縫製の注文を今までどおり受けつつ、暮らしていくことになりました。
今回は山盛り&しっかり仕事してもらいます!!
今回もまた出発前にブログを書くことができず…
なんと、家を出る予定の時間になっても準備が整わず、あわてて出たら
乗り継ぎのJR で乗り間違えまでしてしまい、かなり散々な往路でした… とほほ。
それでもなんとかギリギリ飛行機に乗れたのだから、ほんと良かった良かった、なのですが。

現在は一旦、山から降りて、町で必要な用事や買い物などをし、また山に戻る予定です。

ここのところ、コメントにも友人たちにも、ブログ更新があまりに少ないことを
指摘されているのですが、なぜだろう? と、引越し後の自分の生活を
振り返ってみたら、簡単なことでした。

本当にお金がないのです。

活動したら活動しただけ出て行くばかりの 『持ち出しNGO』。
昨年は売り上げ目標達成できたけど、それに伴う出費も大きくなり、結局私の有給化は
実現できず… つまり目標が低すぎたのでした。
だから当然、私の食いぶちを、活動以外の時間を使って、なんとか
稼がなくてはならないわけです。

必死に売り歩いて、展示会もイベント出店もこなして、現地出張も新作のデザインも、
製品の検品や発送も、とにかくすべてひとりでやって、そのほかに
更に働くのはかなりの重労働。
ブログを書くエネルギーなど残らないはずだ、とわかりました。

活動に専念でき、もっと充実させる時間と余裕が生まれるような形にしないと
ポシャってしまうのは時間の問題。
「持続可能」 という言葉が、現地のみならず、現地と日本をつないでいる
私にも本当に必要なのです。

今回もものすごい量の織物が出来上がってきて、家にある在庫とあわせたら相当な数に。
日本の作家さんとのタイアップ、どこかの企業がインテリアなどの材料として
購入してくれるかなど、美しい織物が生きる道を今年こそ見つけられたら、と思います。

自分の心の目標である 「お金に振り回されないこと」 とは別に、
お金なしにはなりえないこの活動を継続させるためには、なんとか
折り合いのつく道を探し出さなくては。

タイガーマスク運動がはやっていると聞いて、きっと KAFTI にも
ドカン!
と、お志が届くだろうと、思いつつ(笑)
毎年盛りだくさんの内容で1日楽しめるお祭り。
私も恒例参加で楽しみです。
KAFTI としては今年初のイベント出店。
しかもリーブラは 30周年記念。
しっかりやるぞ~。


リーブラフェスティバル 2011
つながろう 笑う・歌う・弾む心で!

とき: 2011年2月12日(土) & 13日(日) 10時~16時
場所: 港区立男女平等参画センター リーブラ
地図: http://www.minato-libra.jp/category/1327005.html
詳細: http://www.minato-libra.jp/article/13860350.html
入場無料
* KAFTI は 4階学習室B に出店します。
2010年 KAFTI として達成したこと5つ
・ 年間売り上げ目標達成
・ ショールーム作りの一歩
・ 夏休み&冬休みをきちんと取った
・ リーフレットなどのデザインをしてくれる強力な助っ人との出会い
・ ひとりで休まず全ての出店&展示会をやりとげた

達成しなかったこと3つ
・ 新製品のいくつか
・ 私の仕事への有給化
・ すべての人への笑顔での対応


2011年 KAFTI として挑戦したいこと
・ 昨年達成しなかったこと3つ
・ 新しいリーフレット作成
・ 海外での展示会の足がかり
・ 『本物』の持つ力を感じる「場」や「きっかけ」を作ること


これと平行して個人的には以下の大きな3つの課題に挑戦かな…
・ 資本主義社会の中でどれだけお金から自由になれるか
・ 家の掃除、改装、手入れ、整理整頓
・ もっともっと人生を楽しむ


でも、ゆるゆると、のんびりと。
明けましておめでとうございます。
こうして無事、新年を迎えられることに、幸せを感じます。
世界のあちこちで、日本国内でさえ、厳しい状況にある人、
紛争とともに生きてる人が絶えない状況ですが、
事実や現状から目をそらすことなく、しっかり見つめつつ、
でも、自分の人生を十分に生かして良い日々を送りつつ、
希望を持ち、着実な日々を過ごそうと思います。

自分の心の奥底からの平和を創っていくこと
少しでも深く自分と他人を大切にすること
なかなか思ったようにいかないことばかりですが、
あきらめなければいつかきっと。

新年という節目を考え習慣にしてくれた、過去の方々に感謝しつつ、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。


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